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→広葉樹林も被害を受けている
最終更新日
2018/1/2
アラカシの倒伏
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[広葉樹も被害を受けている]
2017年は豪雨や台風によって土砂災害が多く発生しました。被害を受けられた方々にお悔やみとお見舞い申し上げます。
地球の温暖化が進行すると豪雨や台風被害が増大すると考えられています。
日本は森林が国土の70%を占める森林国です。森林国であるがゆえに、豪雨や台風によっていたるところで、山崩れなどが発生します。
山が崩れても、私たちの社会に被害が及ばなければ、災害ではありません。アカメガシワやクサギは山崩れなどの攪乱に依存して生命を繋げています。生物の多様性維持に豪雨や台風も必要なのかもしれません。しかし、道路の上部で山が崩れたら、大災害になる場合もありますから、私たちは山崩れなどの土砂災害を予測し、対策を講じる必要があるのです。
ところで、私は仲間と昨年末に本能寺の変の時、明智光秀の軍勢が丹波亀山城(亀岡市)から京都の本能寺まで行軍した考えられている唐戸越えの道を歩きました。亀岡側から標高差300m程を登ると、あとは比較的平坦な尾根道で、5〜6時間も歩くと京都嵐山近くです。敵は本能寺にありと、踵を返して本能寺を襲うことができる山道であると実感できました。
トップの写真は、その唐戸越えの山道で撮ったものです。アラカシの大木が倒伏していました。アラカシだけでなくコナラやソヨゴ、リョウブなどの広葉樹の多くが倒伏し、根がひっくり返っていました。明智光秀と豊臣秀吉が戦った天下分け目の天王山周辺でも、コナラやアベマキなどの広葉樹が谷に向けて倒伏しています。昨年の台風21号は大阪の南部で豪雨災害を、北摂や南丹で強風災害を与えました。
マスコミは専門家の話として、スギやヒノキに比べてアラカシやコナラなどの広葉樹の方が根の緊縛力が強いと伝え、スギやヒノキ林の拡大が土砂災害を拡大しているとさえ喧伝しています。しかし、山を歩くと広葉樹の被害が目立ちます。
スギやヒノキの若齢林は広葉樹林に比べて、被害を受けやすかったのかもしれません。しかし、現状では広葉樹林でもスギ・ヒノキ林でも同じように土砂災害が発生し、樹木の倒伏も生じています。
台風が強力化し雨量も増大することが予想されていますので、私たち林業関係はそのことに対処し、森林防災に向けた施業を実施しなければならないと考えています。
弊社コンセプト
[株式会社共同設計企画 と 栗本技術士事務所]
栗本技術士事務所の法人名が株式会社共同設計企画です。
技術士が調査・研究しています。
技術士は技術士法で、科学技術(人文科学のみに係るものを除く)に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画,研究,設計,分析,試験,評価又はこれらに関する指導の業務(他の法律においてその業務を行うことが制限されている業務を除く)を行う者と定められています。
現場調査も全て技術士が担当しています。
専門分野は林業、森林土木、森林生態など森林に関する分野です。
特色は、科学技術に社会科学の技術を含ませていることです。
社会の仕組みづくりの提案もしています。
これからは、自然資源を公平に活用した
「安全で健康なまちづくりに必要な技術」
↓
「自然共生社会を目指す技術」
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